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まずは、足して足して、そこから引いて引いて引いて、引けるだけ引いて、そして残ったものを、バランスよく、気持ちよく、整理する。僕の目指すデザインはそんな感じです。
「何のデザイナー?」と、よく聞かれます。僕はそういうカテゴリーが必要だと思っていなくて、「興味があるものは何でもデザインします」と答えています。もちろんそれぞれに専門的な知識は必要なのですが、知識は後からでも入れることは可能ですし、興味があれば尚更そこは難しくもなく、それよりもどんなデザインを求められているのか?そちらの方が大切で、相性というのかな、それが僕と合えば何でもできると思っています、複数のスタッフがいることもあれば、1人の時もある、内容によっては必要なチームを組んだりもします、会社組織ではなく、個人として、あくまでも僕自身がひとりのデザイナーとして向かい合いたいんです。そして、僕自身が様々なデザインを生み出すスタジオであり続けたい、スタジオと名乗っているのはそういう理由です。
元々洋服のデザイナーだった僕が“ito design studio”をつくることになったきっかけは“ART DIRECTION”という仕事に出会ったことでした。2001年ごろ自身のブランドをラフォーレ原宿の姉妹店、フォレット原宿に出店していました。業績はなかなか難しく撤退することになったのですが、元々そのブランドではヴィジュアル部分を評価してもらっていたこともあり、他のブランドからヴィジュアル制作の依頼を多くいただいておりました。それもあってか撤退する時にラフォーレ原宿の担当の方から、「ウチのヴィジュアルやってみる?」と声をかけていただいたのです。当時のラフォーレといえば、大貫卓也さんがメインヴィジュアルを担当していました。憧れの人と同じ仕事をっ!!、嬉しさと僕にできるのかという不安の中での数年間、歴代3人のメインADのサブ的な感じで、さまざまなヴィジュアルを担当し、装飾、冊子、ビルボードや雑誌広告などの各種広告を経験させていただきました。
ラフォーレ原宿での経験が大きなきっかけとなり、それ以降、さまざまな企業やブランド、商業施設などから広告や冊子、空間やブランド全体まで担当させていただきました。
上記写真は、2014年に制作した、パリ在住のアーティスト古賀理恵子さんのアートブックです。彼女との出会いからこのブック制作まで全てが素敵な時間だったと今でも印象深く残っています。ここ最近は、パラスパレスというアパレルブランドのヴィジュアルを担当させていただいております。なので写真はそれが多めですね、僕にとってART DIRECTIONは憧れの仕事の1つでした、1人では完結できないという難しさ、1人ではつくることのできない完成度、僕の仕事の中では主人公みたいな存在です。
ロゴ制作のオファーが一番興奮します。さまざまな人のたくさんの想いをたった1つのロゴに託し、たくさんの人に届ける。なんて素敵な仕事なんだと思います。
企業ロゴ、ブランドロゴ、店舗ロゴ、商品ロゴ、いままでたくさんのロゴを制作させていただきました。
歴史ある企業の節目の年にロゴをリニューアルさせていただいたこともあります。長い歴史の1つにたずさわれたこと、それまで愛されていたものを変える緊張感、または、歴史あるブランドのロゴを変更するオファーをいただいたこともあります、僕が考えたデザインは初代に戻すというデザインでした。
写真の“ALLLOU”というこのロゴは2025年につくりました。このロゴはファッションブランドのロゴなのですが、このブランドのデザイナーは2人の女性です。この2人がつくる3つ目のブランドのロゴを担当させていただきました。1つ目のブランド、2つ目のブランドも僕が担当し、少し時間が空き久しぶりにデザイナーとして活動を再開するという3つ目のブランドでした。1つ目のロゴを作ってから20年ほど経ち、いただいたこのオファーはなんとも嬉しい特別な仕事でした。
とにかくロゴのデザインは一見シンプルな仕事なのですが、とても責任重大で、とても大きな仕事です。だからロゴデザインが一番興奮します。
僕のデザインその全てに関わってくる要素で、一番大切に思っていて、一番好きなデザインだったりもする。
以前の僕はHelveticaやFuturaが好きで、他にも好きなフォントがいくつかあって、有名フォントをよく使っていました。それが、自分でデザインしたフォントを使って、美しいタイポグラフィをつくりたいという想いが強く芽生えたきっかけがあります。
フィンランドのデザイナーJaakko Suomalainenとの出会いが始まりでした、フォントデザインに興味があるならと彼を紹介されました。彼に初めて会ったのは2015年、雪混じりの小雨降る11月ヘルシンキの夜、「さあ行こう!」と彼に連れられ、夜のヘルシンキの街でフォントツアーを、「あのサインは〇〇ってデザイナーがつくったフォントで」「あのフォントはビルの影がモチーフなんだ」とか、初めて会ったフォントが好きだという日本人デザイナーにたいし、彼は精一杯のフォントでもてなしてくれました。
それ以降は隙あらば、オリジナルフォントをデザインに使うようになりました。クライアントに気づかれなかったりすると嬉しかったりします。有名フォントを使わなくても成立する、美しいタイポグラフィをつくれていたのかなと。
パッケージデザインは共同作業。いかに中身を引き立てるか、一見、中身がメインだが、パッケージそのものも商品の一部、合わせて1つの商品となる。中身があって成立するのだけど、パッケージがなければ中身も成立しない、中身を作る人との共同作業となるデザインだ。
僕のことを知らなくても、この商品は知ってるし、このデザインを見たことがある、と言われると最高に嬉しい。
そんなことをよく言われる商品の1つが、Fattoria AL FIOREのワインだ、目黒さんとの出会いは目黒さんがオーナーシェフを務めていたレストラン、そこを閉じてワイナリーをつくるのでワインができたらラベルのデザインをお願いできますか?とオファーをいただいたのが、2014年。2015年のヴィンテージシリーズと、翌年から始まったネコシリーズをずっと担当させてもらっている。毎年新しいラベルをつくるので、2025年には100種類以上になっている。そうなってくると、ワインが大好きな僕は日常でこのワインたちに出くわすことがよくある、レストランやバー、カフェやリカーショップで再会する。中身のためのデザインが、合わせて1つのモノとなりきった姿に、良いデザインができたとにんまり、共同作業の相手に感謝をします。
使う、持つ、存在する状況を考えデザインすることは大好きです、だからかな良くも悪くも、ついつい自分の趣味が色濃く出てしまう。
写真の商品は2021年発売の“キモチのカタチ”という、いわゆるテンプレート定規です。プレゼントの包み紙、旅先で手に入れたチラシや、お気に入りブランドのショッパー、仕事で不要になった色校正、などなど、捨てれないお気に入りの紙がどんどん溜まってしまう。せっかくならそこにキモチを乗せて誰かに届けられたらいいなと、アクリル廃材を利用しつくったのが、この袋を作るための定規。ちょっとしたお土産をその土地で手に入れた紙でつくった袋に入れてお裾分けなんかできたらいいなとデザインしました。
また、コチラも2021年発売の“SING”というブランドのシリコン製品、厳しい規定の中、高品質で作られる反面、いわゆるB品がとても多く、原料が高価なこともあり勿体無い。そこでデザインしたのがコレ、悪い部分を切り落とし良い部分だけで再構成、“呼び継ぎ”をイメージしたデザインです。
とまあ、プロダクトのデザインは他のデザインよりも、よりリアルなプロセスを想像し、経験し、考えてデザインに取りかかっています、だからこそ、自身の趣味嗜好が強く反映するデザインになっていると思うし、僕はそれでよいと思っています。
はじまりのデザインです。絵を描く仕事がしたいというのが幼少の頃からの夢でした。当時想像していた絵を描く仕事とは若干違っていますが、やっぱりコレが僕にとっての基本だと思っています。手描きもパソコンも同じ、筆か、ペンか、マウスか、道具の違いぐらいにしか思っていません、どんな絵を描きたいか、描きたい絵に合わせて道具を選んでいるだけです。その描きたい絵が、風景なら風景画、キャラクターならキャラクターデザイン、文字の絵ならフォントデザインだし、使いたい道具ならプロダクトデザインになっていく、全ての仕事のはじまりの部分でもあります。
“ito design studio”を始めた2003年ごろ、色々なアパレルブランドから生地の図案だったりTシャツの図案だったりのオファーをたくさんいただいて、本当にたくさん描きました、最近は知り合いに頼まれたりをごく稀にやるぐらいで、そういった図案はまったく描いてません、あーなんか久しぶりにやりたいなー、当時の僕よりも今の方が絶対に上手に描く自信がありますよ。
普段、僕のデザインを最終的に利用してくれている人たちに接する機会はなかなか無いのですが、そういうのってすごく大切なことだと思っています。できる限り生の感想とか聞きたくて、それが僕を成長させてくれる原動力にもなりますし、何よりすごく楽しいです。さらに欲を言えば、一緒にデザインで遊んだり、考えたり、デザインを通したコミュニケーションというのかな、そんな時間を過ごしたいなと数年前からワークショップの企画を始めました。
写真は2019年に長崎県美術館にて開催した“気持ちを届ける紙のカタチ”、ひな祭りに合わせた企画で、簡単に説明すると、好きなカタチを選んで工作します、何ができるかは完成までわからない、文字で、絵で、物で、声で、気持ちを伝える道具のどれかができます。出来上がったもので好きな相手に気持ちを伝える。というワークショップでした。本当に楽しい時間でした!
ちなみに、これを知ったアクリルメーカーからのオファーで商品化されたのが上記の“キモチのカタチ”というテンプレート定規です。
今後はもっともっとワークショップをやっていきたいと思ってます。いろいろな企画を考え、沢山の人たちとデザインを通して出会えたらいいな。
勤めていたアパレル企業を1999年に辞めてから現在まで、多くのブランド立ち上げに参加し、また自分でも立ち上げてきました。その中でもこの3ブランドは特に印象的でしたので、すこし紹介します。
2012年に立ち上げたダウンウェアブランドの“YOSOOU”。ストレッチダウンという特殊な技術を持った企業で立ち上げました、当初は子供服に向けた技術でしたが、新規事業を考えて欲しいというオファーをいただき、だったらストレッチの特性を活かして、着膨れしない大人の女性のためのダウンウウェアをつくりませんか、と始めたのがこのブランドです。アパレルではない企業でのブランド立ち上げでしたので、10年ほどディレクターを務め退任しましたが、全てが斬新でとても印象に残っています。
もう1つは、2005年に立ち上げた“TOKYO EXTRA GRADE”という、Tシャツのブランドです。今は亡き、僕の大恩師と2人でつくったブランドで、僕のデザインを一番初めに評価してくれた人でもあり、一番尊敬している人です。長く一緒に仕事をしてきたのちに僕自身の冠ブランドとして趣味のような感じで始まったブランドでした。楽しかったなー。
3つ目は、上記写真がそうなのですが、2014年に立ち上げた“PAPIER TIGRE Paris Tokyo”です。このブランドはフランス、パリのペーパープロダクトのブランド“PAPIER TIGRE”を日本で展開するために紙ではなく、生地にデザインを落とし込んだブランドです。このブランドを立ち上げたことで、とにかく語り尽くせないほどの様々な初めてのこと尽くしで、後に彼らと一緒に日本法人を設立し、日本橋浜町に店舗も構えたり、僕の人生を大きく変えたブランドになりました。
ブランドをつくるという仕事は、エネルギーも時間も何もかも一番多く消費する、人生を賭けるぐらいでなくてはやれない仕事だと思っています。だからこそ人生を狂わせてしまうほどに刺激的であり、面白いです。
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写真はアパレルブランドのメールマガジン内にある一企画、“パラスパレスのくらしごはん”です。メールマガジンのディレクションを担当しているのですが、新聞で言うところの4コマ漫画みたいな、箸休めをつくりたくて始めました。二十四節気に合わせたメールマガジンなので、それにまつわる料理のコラムです。誰に頼もうか?料理研究家?担当デザイナー?といろいろ考えたのですが、予算の関係もあったりで、、、
僕は、料理が趣味です。写真も趣味です。読書が好きです。ということもあり、ちょっとしたコラムの担当をかって出ました。
初めて見たら、趣味と実益を兼ねるし、何とも面白くて、他にもこういう仕事やりたいです!!!オファー欲しいなー。
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